ザウバーF1チームは1日、現ケータハムのマーカス・エリクソンと2015年のレースドライバー契約を結んだことを正式に発表した。
2009年の全日本F3チャンピオンで、GP2でも4シーズンを過ごしたエリクソンは、今年ようやく念願のF1デビューを果たしたものの、所属チームのケータハムが前戦ロシアGPを最後に破産状態に陥ったため、今週末のアメリカGPと翌週のブラジルGPを欠場する羽目となっていた。
だが、ザウバーのチームプリンシパルであるモニシャ・カルテンボーンは、ケータハムにおけるそうした困難にもかかわらず、エリクソンのここ最近の成長に好印象を持ったと、その起用理由を語っている。
「我々は、マーカスが高度なモチベーションを備えたドライバーであることを認識しておかなければなりません」とカルテンボーン。
「彼は今年、F1で楽なルーキーシーズンを過ごすことはできませんでした。しかし彼は、特に最近のレースにおいて成長を続けてきました」
「我々は、マーカスと契約することでチームに新たな勢いを与えることができると確信しています」
エリクソンは、ザウバーとの契約について次のように語っている。
「非常に騒然とした一週間から新たに、今までで最高に早いクリスマスプレゼントをもらうことができた」とエリクソン。
「ザウバーは、2015に向け僕を信頼してくれたんだ。それに、ザウバーが若手ドライバーの開発でベストチームのひとつとして知られていることもも誇りにも思う」
「大きなチャレンジになるだろう」
ザウバーは、セカンドドライバーについて、後日発表するとしている。