ペーター・ザウバーは、メキシコの富豪でテルメックス社を有するカルロス・スリムとスポンサーに関する交渉を行っているとのうわさについて聞かれ、否定も肯定もしなかったものの、BMWザウバーは来季に向けて十分な資金調達ができるだろうとの自信を再度示した。
F1公式サイトのインタビューにおいて、メキシコの大手電話会社であるテルメックス社を有するスリムとのうわさに真実の要素はあるかと聞かれたザウバーは次のように答えた。
「うわさに関してはコメントしないとしか言えない。それが答えだ」
「(メキシコの若手ドライバー、エステバン・)グティエレスは我々と契約しており、彼はメキシコ、特にカルロス・スリムと強いつながりを持っている。カルロス・スリムが他のチームよりも頻繁に我々のホスピタリティーで見かけられるのはそのためだ。しかしカルロス・スリムがどこのチームでも歓迎されるゲストであるのは明白だ」
「かつてBMWのような企業のショッピングリストに載ったチームであれば、メキシコの富豪も関心を持つのでは」との問いについて、ザウバーは自身のチームは優秀であると認めている。
「我々は、トップチームに匹敵するほどの優れた施設を備えた、魅力的でポテンシャルのあるチームだ。トップチームと競えずにいるのは、財政的な問題とスタッフの人数の問題だ。しかし条件は揃っている」
最近、チームの来季について自信を示したことについて状況を聞かれたザウバーは、資金調達できると確信しているとしか言えないと答えた。
「私に言えるのは、チームが来季、望みどおりのレベルでレースをするチャンスを得られるだけの資金を調達できると自信を持っている、あるいは確信しているということだけだ」