ザウバーのチームプリンシパル、モニシャ・カルテンボーンは、育成ドライバーのセルゲイ・シロトキンを2014年にレースドライバーとして起用するかどうかの決断を近いうちに下すと述べた。
資金難に苦しんでいたザウバーは、ロシアの投資者と大規模な契約を結び、その一環としてロシア出身のシロトキンを来年F1に参戦させるために育成することを決めた。
今年フォーミュラ・ルノー3.5に参戦した18歳のシロトキンはスーパーライセンスを取得しておらず、チームは来季開幕までの間に約15日にわたり走行の機会を設けるというプランを立てたことが明らかになっている。
シロトキンをデビューさせるかどうかの決断はいつ下すのかと聞かれたカルテンボーンは、2014年のテストが始まる直前まで遅れることはないと述べた。
「(2014年のレースシートに)彼を起用することが道理にかなっているかどうかは、近いうちに分かると思います」とカルテンボーン。
「私たちは自分の責任を承知しています。実現するために重要なのは、スーパーライセンスを取得することです」
「彼がそれを達成できると確信していますが、このステップについて甘く見るべきではありません」
「私たちの目標は、彼をF1にデビューさせることです。これまで2回のテストが予定されており、1回はうまくいきましたが、もう1回は天候の関係で実施できませんでした」
「彼は他にもドライビングに関する活動をする必要があります。身体的な準備に集中し続けることが重要であり、これを軽く考えるべきではありません」
ザウバーはまだ2014年のドライバーをひとりも決定していない。
現在ザウバーで走るニコ・ヒュルケンベルグはロータスのシートを狙っており、エステバン・グティエレスは、日本GPでF1初入賞を飾った後、いい走りをしている限り来シーズンについて心配する必要はないと述べている。