小林可夢偉の来季去就が間もなく決まる。ザウバーが、今週末のブラジルGPで2013年のセカンドドライバーを発表すると明らかにした。
チームは、2013年を戦うドライバーとしてすでにニコ・ヒュルケンベルグの起用を発表しているが、来季マクラーレンに移籍するセルジオ・ペレスの空いたシートに収まるドライバーは今シーズン終了までに決定するとし、発表を先送りしていた。
セカンドドライバーについては、現エースドライバーの小林可夢偉と、メキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスが候補に挙がっている。
22日、英AUTOSPORTは、チーム代表のモニシャ・カルテンボーンが、ブラジルGPの前か、遅くとも決勝レースの数時間後には発表すると語ったと伝えている。
「私たちは、常に(発表が)『今シーズン中』にあると言ってきた」とカルテンボーン。
「したがって、(発表は)ブラジルの前か、ブラジルGP中、あるいはレースの数時間後ということになるだろう」
先日、チームのメインスポンサーを務めるメキシコ企業のテルメックスが、現テストドライバーのグティエレス起用を望むコメントを発したため、彼が昇格する可能性が一気に高まった。
しかし、可夢偉も先週のオースティンで来季の残留を示唆するコメントを残している。
「自信を持っている。変化はないけれど、うまくいくと考えている。状況は以前よりいい」と可夢偉。
「金銭面を含めすべてがいい方向に動いていると思う。どうなるか状況を見ていこう」
「今はこの2戦に集中している。何か発表できるかどうかはそのうちはっきりする」
「自分の将来についてあまり心配していない。今の自分の仕事に集中していくだけだ」
「いい形で(今季を)締めくくることがとても重要だと思うから、そのことを目指す」
カルテンボーンは最近、可夢偉が来季シートを獲得するためにスポンサーを持ち込む必要はないと語っている。