ザウバーは、2014年からメルセデスエンジンを使用する契約にサインしたとの報道を否定した。
フランスの情報筋によれば、現在メルセデスエンジンの供給を受けるフォース・インディアが、2014年の新たなV6ターボ規定に合わせて、フェラーリエンジンを使用するザウバーと供給元をスイッチすると報じられた。
今年、F1参戦20年目を迎えるザウバーは、2006年から09年までのBMWワークス時代を除き、長期にわたってフェラーリエンジンを使用してきた。
しかし、ザウバーのスポークスマンは今回のエンジン変更の報道について次のように否定したと、Motorsport.comが伝えている。
「コスト面でいくつか明確になっていない点が少なからずあるため、2014年のエンジンパートナーはまだ決まっていない」
「我々が10年以上にわたりフェラーリを使用してきたことは事実です。当然、最初にコンタクトをとるのはスクーデリアになるでしょう」と、スポークスマンはスイスのSpeed Weekにコメントしている。
ただ、ザウバーがF1に参入した1993年はイルモアが供給する事実上のメルセデスV10エンジンを搭載しており、現在それはメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインと呼ばれている。
また、メルセデスとのワークスパートナーシップでは1989年のル・マンと1990年の世界スポーツカー選手権を制している。