イギリスGPで自己最高位タイの6位でフィニッシュし、2戦連続でチームにポイントをもたらした小林可夢偉の活躍に、チームの首脳たちも喜びを隠せないでいる。
チーム代表のペーター・ザウバーはレース後にコメントを求められ、次のように語っている。
「可夢偉にとって今回はまた違ったかたちでうまくいったレースだったね。この前のバレンシアと違ったのは、彼が終始プレッシャーに耐えなければならなかったことだ」
「前にも後ろにも明確なギャップは決してなかったんだ。だが彼はこの厳しい状況をとてもうまくコントロールしていた。私は、彼がもっと速く走れただろうと考えているよ」とザウバーは語っている。
レース後、笑顔で可夢偉を出迎えたザウバーは、ガッチリと握手を交わし健闘を讃えた。
また、チームのテクニカル・ディレクターを務めるジェームズ・キーも、ザウバーと同じように可夢偉のレースコントロール能力を評価するコメントを残している。
「2戦続けてポイントを獲得できて非常にうれしく思っている」とキー。「可夢偉は見事なオープニングラップを決め、ミスを犯すことなくドライブし続けるとともに、非常にうまくレースをコントロールしていた。チームもすべての作業を正しくこなしてくれたし、ピット戦略もすばらしかったね」
