ザウバーF1チームは31日、スペイン・バレンシアで2011年用のニューマシン、C30をお披露目した。
小林可夢偉とセルジオ・ペレスの手によりベールのはがされたC30は、昨年とカラーリングの基本イメージは大きく変わらないものの、テルメックスをはじめとするメキシコ企業のスポンサーロゴが多く見られている。
ハイノーズと細く長く絞られたリヤエンドを特徴とするこのマシンは、昨年走らせたC29の弱点を取り除くことが開発の焦点だったと、テクニカルディレクターのジュームズ・キーは語っている。
「C30・フェラーリの開発における我々の目標は、C29に基づいてマシンを構築し、さらにその短所を取り除くことだった」
キーはさらに、C30が昨年レッドブルで見られたブロウン・ディフューザーを備えていることを明かした。また、サイドポッドに関してもラジエターを垂直に収めることでより積極的なアプローチを行うことができたと自信をみせている。
チームは、今シーズンを通してフェラーリ製のKERS(運動エネルギー回収システム)を使用することを認めている。