ザウバーの2013年型マシン、C32の大幅にスリム化されたサイドポッドは、2011年モナコGPでのセルジオ・ペレスの事故でヒントを得たものであると、ザウバーのチーフデザイナー、マット・モリスは明かした。
2011年モナコGP予選でペレスはシケインでウォールにクラッシュした。その後マシンを見て、サイドポッドの幅を約50パーセント縮めることを思いついたとモリスは語った。
「チェコは何年か前にモナコでひどい事故に遭った。戻ってきたマシンを見たら、サイドポッドがすべてつぶれている状態だった。その時、『こうできないかな?』と思ったんだ」
「サイドポッドの処理は大胆だ。大胆なデザインだが、かなり自信を持っている」
「難しいのは、ラジエターなどすべてのもののパッケージングだ。だが間に合わせることができた」
ザウバーはまた、ブレーキングシステムにも大幅な変更を加えている。このシステムは昨年テストをしたのみで実戦投入はされていない。また、シャシーの軽量化にも力を入れたということだ。