ザウバーのチームプリンシパル、モニシャ・カルテンボーンは、チームがサポートする若手ドライバー、セルゲイ・シロトキンを今年グランプリの金曜フリープラクティスで走らせる予定はないと語った。
ザウバーは、ロシア企業とのパートナーシップの一環として、ロシア出身、17歳のシロトキンを来季レースドライバーにするための育成プログラムを計画している。
シロトキンのマネージャーは今季中に金曜フリープラクティスで走る可能性があるとコメントしていたが、カルテンボーンはそれを否定した。
「(シロトキンの育成のために)どのような手段が可能かを考える必要があります」とカルテンボーン。
「金曜(フリープラクティスでの走行)の話があるのは知っていますが、それは選択肢には含まれません。彼はスーパーライセンスを持っていないからです」
「彼に十分な距離を走行させるための他の手段を見つけます。それによって私たちの元でレースができる状態に彼を持って行きたいと思います」
シロトキンは、昨年はAuto GP、イタリアF3などに参戦、今年はフォーミュラ・ルノー3.5で走り、現在ランキング9位となっている。
今年18歳という若さに問題はないかと聞かれたカルテンボーンは、シロトキンを育てるために全力を尽くすと述べた。
「私たちは自分たちの責任を十分承知しています。これほど若いドライバーではありませんでしたが、以前にも同じような経験をしてきました」
「自分たちの責任を真剣に受け止め、彼の準備を整えるために全力を尽くしたいと思います。もちろん彼はある基準を満たさなければならないので、それを可能にするため、私たちは精いっぱいのことをするつもりです」