ザウバーのマシンがオーストラリアGP決勝後に失格になった問題について、ウイングが違法であったにもかかわらず、なぜ週末を通して走行することが許されたのか疑問だという声がファンから上がっていると報じられている。

 チームオーナーのペーター・ザウバーは、オーストラリアには2種類のウイングを持ち込み、小林可夢偉とセルジオ・ペレスのマシンに装着した方のウイングがほんの数ミリ規定から外れていたと説明した。これによりふたりは失格になり、獲得したポイントを手放すことになった。
 チームは当初、失格の裁定に対して上告する意向を見せていたものの、後に断念、コンポーネントのサイズを検査するプロセスにおいてエラーがあったと認めた。

 車検はプラクティスが始まる前の木曜に行われているにもかかわらず、なぜFIAは決勝前にウイングの違反を見つけられなかったのか。それについてオーストラリアGPのスチュワードのひとりであるポール・グジャルは次のように説明したとF1SAが伝えている。
「プラクティス前の検査は24台のマシンすべてが安全上の条件を満たしているかどうかを見るだけのものだ」

 レース後、レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、トロロッソも同様のリヤウイングの検査を受けたが、違反は発見されなかったということだ。

 ミッドフィールドの戦いは接戦であるため、今回の失格はザウバーチームにとって計り知れない損失になるだろうとBlickが見積もっている。

 テクニカルディレクター、ジェイムズ・キーはこのミスの責任を問われて解職される可能性があるのかという問いに対し、意気消沈したペーター・ザウバーは次のように答えたということだ。
「その質問にどう答えろというのだ」とザウバー。
「何日かたたなければこの問題に対処できる精神状態にはならないだろう」

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