ザウバーを離脱することを明らかにしたテクニカルディレクターのジェイムズ・キーは、今後について、イギリスに戻り新たな役割を担うと語った。
金曜日、ザウバーはテクニカル部門の再編とともに、テクニカルディレクターのキーがチームを離れることを明らかにした。ザウバーは、今月6日に新車発表を控えているが、今後新車の設計・開発は、各セクションのリーダーによって引き継がれるとコメントしている。
「この2年、ザウバーF1チームで働くことを楽しんできた」と、キー。
「大きいチームからより小さなチームへ移行しなければならなかったが、非常に激しく興味深い時間だった。皆もとてもよく対処していた」
「チームの将来は明るいと思うし、彼らの幸運を祈っている。私はイギリスに戻りオファーされた新たな役割を受け入れることに決めた」
キーを引き抜いたチームは明らかになっていないが、彼はウイリー・ランプの後任として2010年にザウバーに加入する前は、フォース・インディアで働いていた。
「適したチームというのは、技術的な責任を全体で共有するものだ」と語るのは、チーム代表のペーター・ザウバーだ。
「この構造は、他のレースチームでうまく働くことが分かった。ほぼ2年以上にわたって、ジェイムズは、我々チームのために多くのことを成し遂げた」
「特にメーカーチームからプライベート企業に変わる困難な過渡期に、彼はチームが安定性を取り戻すためにとてもよく貢献してくれた。彼の努力に感謝し、将来の成功を祈っている」