シトロエンは24日、2014年のWTCC世界ツーリングカー選手権でセバスチャン・ローブがドライブするニューマシン『C-エリーゼWTCC』を初公開した。

 380馬力を擁する前輪駆動のマシンは、シトロエンがサーキットレースのために製作したブランニューマシンであり、2014年の新規則のもとで開発された最初のマシンでもある。

 このC-エリーゼWTCCは、同社がWRC世界ラリー選手権で走らせているDS3 WRCと同じ1.6リッターのエンジンを搭載する。

 昨年9月にC-エリーゼのロードバージョンを公開したシトロエンは、このモデルをWTCCでも使用することは明白な選択であると語っていた。

「C-エリーゼをWTCCマシンのベースに選ぶことは、商業開発を支持する積極的な手段にレースを用いるという我々の強い決意を明確に反映している」と、シトロエンのCEOであるフレデリック・バンゼはコメントしている。
「ラテンアメリカ、モロッコ、中国、ロシアとわたるWTCCのレースカレンダーは真にグローバルであり、大勢の熱心なモータースポーツファンを前にC-エリーゼを走らせることは、明らかな利益となる」

 また、シトロエン・レーシングのテクニカル・ディレクターを務めるクサビエ・メステラン・ピノンは、「厳密な技術的観点から、3ボックスサルーンのボディを選択することは、空力面において理想的なものだった」とコメント。「そうした側面とは別に、さまざまなコンポーネントをかなり容易にインストールすることもできた」
「我々にとってこれが最初のトラック専用のレーシングカーである限り、我々は自身の選択に関して絶えず自問し続けなければならない。しかしそれは、大いにこのことをエキサイティングなチャレンジとするものだ」

 3台体制が噂されるシトロエンは、9度のワールドラリーチャンピオンのローブと組むチームメイトを未だに発表していないが、シトロエン・レーシング代表のイブ・マトンは、イバン・ミューラーとロバート・ハフ、アラン・メニュの3名を有力候補に挙げているほか、元F1ドライバーで今シーズンはWRC2およびERCに参戦しているロバート・クビカを限定的なプログラムで起用する考えを持っている。

 なお、ホンダとラーダは2014年の新規則をもとにニューマシンの開発を進めているとみられているが、セアトのレオン・カップ・レーサーは2014年のシーズン後半まで待たなければならないとされている。

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