メルセデスGPのミハエル・シューマッハーが、自分とチームメイトのニコ・ロズベルグのマシンは必ずしもいつも同じではなく、自分のマシンに問題があることが多いと示唆した。
今季F1復帰を果たしたシューマッハーは、周囲の期待ほどのパフォーマンスを見せておらず、ロズベルグの後塵を拝することが多い。そのため、チームとシューマッハーは3年計画での復帰であると主張しているものの、今季末で再度引退するのではとの声も上がっている。
日本GPでは、タイトル争いを展開する5人のドライバーに続く6位でフィニッシュし、自身も満足のレースだとシューマッハーは述べたが、自分のマシンは安定性が欠けており、毎戦いい性能を発揮してくれるわけではないのだとコメントした。
「今回マシンはとてもよく機能してくれた」とシューマッハーは日本GP後、ドイツの放送局RTLにコメントした。
「残念ながらこれまで毎戦そうだったとは言えない。しばしば安定性に問題があり、特にそれは僕のマシンの方に出る。その問題は必ずしも外から分かるようなものではないのだ。表面的には僕の方が遅かったようにしか見えない。(だが)2台のマシンは必ずしも同じだったわけではない」
メルセデスベンツ・モータースポーツバイスプレジデントのノルベルト・ハウグは、ドイツのビルト紙に対し、次のようにコメントしている。
「ミハエルの言うことに反論はできない。マシンに関する限り、彼は正しい」
最近チームプリンシパルのロス・ブラウンは、シューマッハーのパフォーマンスを批判するような発言を行ったが、これを受ける形でシューマッハーは、Skyに対し、次のようにコメントした。
「彼は僕を批判したわけではない」とシューマッハー。
「彼は、ニコと比較すると、僕は少し後れをとっていると指摘したのだ。彼が言うことは正しいのだろう。僕も自分自身を批判している。僕は41歳にして、今も前進しているってわけだ!」