ミハエル・シューマッハーが、来月19日にニュルブルクリンクの北コース“ノルドシュライフェ”でメルセデスF1のデモンストレーションランを行うことが明らかになった。
このデモランは、今年の5月17日から20日にかけて“ノルドシュライフェ”を舞台に開催されるADAC(ドイツ自動車連盟)主催の耐久レース、ニュルブルクリンク24時間をアピールするプロモーション活動の一環として実施され、そこでシューマッハーは、メルセデスの2011年型F1マシンW02をドライブする。
「ニュルブルクリンクには素晴らしい思い出がたくさんあるんだ」と、シューマッハーは語っている。
「このサーキットにほど近い僕の故郷ケルペンからやって来るファンと友人たちに、僕の走りが記憶に残ればいいと思っている」
「これは僕にとっても素晴らしい経験になると思う。最新鋭のシルバーアローでノルドシュライフェを走るんだ。シルバーアローの伝説がここから始まったという事を考えればなおさらだ」
「本当に素晴らしい組合せだよ。最も美しく、最もベストなテストサーキットを現代のシルバーアローで走るんだ。すべてのレーシングドライバーの夢でもあるからね」
昨シーズン限りでF1を引退したシューマッハーは、今月メルセデス・ベンツと長期的なパートナーシップ契約を結び、ロードカーの交通安全プロジェクト大使に就任した。
世界一過酷なサーキットとしても有名な全長14マイル(20.832km)のノルドシュライフェは、1976年までF1ドイツGPを開催。最近ではニック・ハイドフェルドが2007年にBMWザウバーのマシンをドライブしている。