メルセデスのミハエル・シューマッハーは、ヨーロッパGP決勝において、戦略を変更してレース終盤にタイヤ交換をしたのが表彰台に届いた一因だと述べた。
12番グリッドからスタートしたシューマッハーは、19周目に最初のピットストップを行い、セーフティカー出動時にステイしてポイント圏内に浮上した。41周目に2度目のピットストップを行った彼は、コンディションのいいタイヤを生かしてたくさんのオーバーテイクを成し遂げ、最後のルイス・ハミルトンとパストール・マルドナドのクラッシュによって、3位表彰台を獲得した。
チームメイトのニコ・ロズベルグも、46周目に2回目のストップを行って、54周目にこのレースのファステストラップをマークしている。
ポイント圏外から果たした素晴らしい追い上げについて、シューマッハーは次のように説明した。
「僕らは1回ストップ戦略で走っていたのを、終盤になって2回ストップに変更した」とシューマッハーはレース後の記者会見で明かしている。
「そのためにレース終盤、いい状態のタイヤで走れたんだ。そのころライバルたちは、1回ストップだったり、早めに2回目のタイヤ交換を終えていたりして、タイヤが終わってしまい、苦しんでいた」