メルセデスのミハエル・シューマッハーは、自身のチームは今のところ4番手のポジションだが、今後の開発には自信を持っており、自分もチームメイトのニコ・ロズベルグもチャンピオンになる可能性はあると語った。
シーズン序盤3戦を終えて、メルセデスGPのポジションはどのあたりだと思うかと聞かれ、シューマッハーはレッドブル、フェラーリ、マクラーレンには後れを取っていると認めた。
「レッドブルとフェラーリが少し先を行っていると思う」とシューマッハーは中国GPの木曜記者会見で答えた。
「マクラーレンも僕らよりちょっと上にいるんだろうね。前回のレースでははっきりは分からなかったけれど。今の僕らはたぶん4番手ということになるんだろう」
前日にフェルナンド・アロンソがシューマッハーは今年のチャンピオン候補のひとりだと断言した。これに関し、アロンソの意見は正しいと思うかと聞かれたシューマッハーは「イエス」と答えている。
「もちろんだ。ポイントシステムを考慮すればそう言える。マレーシアでフェルナンドがリタイアしたことからもそれが分かるよ。ああいったことは誰にでも起こる可能性があるからね。僕もマレーシアでリタイアしている。シーズンのある時期に来ると、リタイアはタイトル争いをしているドライバーたちのランキングに大きく影響する」
「はやいペースで開発が進められれば、僕らがタイトルを争えない理由はない。シーズンは長いし、まだまだ序盤だ。開発は重要であり、すごいペースで進められていく。僕らにはこのマシンを改良していけるだけの高い能力があると確信している。今シーズンが終わったなんて考えるのは間違いだ。ニコにも僕自身にとってもね」