エマーソン・フィッティパルディの孫、ピエトロ・フィッティパルディは、インドで行われたMRFチャレンジ最終戦で、それぞれポールポジションから2勝をあげ、シリーズタイトルを獲得した。

 フィッティパルディは両レースでハリソン・ニューウェイを2位に従えて優勝。ニューウェイも2015-16シーズン最高のパフォーマンスを発揮したものの、新たなチャンピオンには届かなかった。フォーテック・モータースポーツで今季フォーミュラ3からフォーミュラV8 3.5にステップアップするフィッティパルディにとって、今回のタイトルは2011年のジュニア・ナスカー、2014年のフォーミュラ・ルノーBARCに続き3度目となる。

「タイトル獲得には大きな意味があるし、履歴書に書けることがひとつ増えたことは素晴らしいね」とフィッティパルディ。

「2016年は一歩前進した状態からスタートできて、それが僕を後押ししてくれた。フォーテックも昨年(フォーミュラ・ルノー)3.5でチャンピオンを獲得しているから、何もかもが良い方向に進むという自信があるし、彼らも僕が必要とするすべてを与えてくれるだろう」

「僕のマネージャーであるフェルナンド・プラタ(1989年のクラスBイギリス・フォーミュラ3チャンピオン)にも感謝しなければ。いつも僕をコーチしてくれて、大きな助けになった」

 今回がMRFチャレンジでのデビュー戦となったミック・シューマッハーは週末最初のレースを3位でフィニッシュ。リバースグリッドで行われた最終レースは、ひとつ順位を上げ2位で終えている。このレースはベルギー出身のアレッシオ・ピカリエロが優勝し、この週末最も圧倒的な勝利を飾った。ピカリエロはリバースグリッドで行われた最初のレース終盤、トップを走行中だった地元出身ドライバーのタラン・レディの上を飛び越える程の大クラッシュを喫したが、この勝利でミスを補う結果となった。

 レース序盤にはシューマッハとタティアナ・カルデロンが接触し、これを避けようとしたニューウェイが芝に乗るというアクシデントも発生していた。この事故で6位に浮上していたロシア人のニキータ・トロイスキーが、ピカリエロのクラッシュにより勝利を手にした。カルデロンは週末最後に行われたレースで3位を獲得。ランキングでトロイスキーを上回り2位となった。

 なお、エントリーしていたもうひとりの2世ドライバー、ジュリアーノ・アレジは、ビザの問題で出場できなかった。

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