F1第14戦シンガポールGPの決勝でトップ10入りしたドライバーたちがレースの内容を振り返った。
ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「モンツァで勝った後、シーズン終盤戦をこれほど競争力の高いマシンと共にスタートできて本当に嬉しい。ニコ(・ロズベルグ)が上位で走っていたら相当熾烈なレースになっただろう。ふたりとも速さがあったからね。序盤はとても順調だったが、セーフティカー出動によって問題を抱えることになった。自分がどうすべきなのか迷った。そのスティントをできるだけ長く引き伸ばそうとしていたが、チームからは27秒(のギャップ)が必要だと言われた。あと6秒必要だったのにタイヤがだめになり始めた。プッシュし続けるのか、ペースを落としてタイヤを労わった方がいいのか、分からなかった。でも幸い目標を達成することができ、ピットに入った。セブ(ベッテル)の後ろでコースに復帰した。彼らは2回ストップで走り、タイヤは使い込んだ状態であることは分かっていた。バックストレートで仕掛けたよ。ギャップがほとんどなかったから、他の場所を選んでもよかったかもしれないね。でも幸い追い抜くことができた。ニコがリタイアしたので、理想的なリザルトとは言えない。僕らは信頼性の問題を克服する必要がある。それでもファクトリーのスタッフが最高のマシンを用意してくれたのは確かだ。皆、素晴らしい仕事をしてくれた。2週間後の日本GPに向けてさらに努力し続けるよ」
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位
「このサーキットは大好きだ。雰囲気がとてもいいし、タフなイベントだからね。スタートをうまく決めてダニエル(・リカルド)を抜き、いいレースをした。(フェルナンド・)アロンソにアンダーカットされた後に戦略を検討し直した。セーフティカーは僕らにとって最悪のタイミングで出動したけれど、タイヤを最後までうまく機能させることができた。本当に難しかったけどね。終盤はルイス(・ハミルトン)と戦っても無駄だった。彼はフレッシュタイヤを履いていたけど、僕のタイヤはそのころかなり古くなっていた。それを最後まで持たせることに集中していた。表彰台で冷たいシャンパンを飲めてよかったよ」
ダニエル・リカルド 決勝=3位
「予選でメルセデスとの差を縮めることができたので、今日はもっといいレースペースを発揮できると思っていた。でもファーストスティントでは十分な速さがなく、さらにいくつかの問題にも見舞われた。ブレーキとパワーの問題が断続的に起きたんだ。それでもたくさんのポイントを獲得することができてよかった。パワーのトラブルはレースに影響したと思う。いらいらしたし、最後まで走り切れないのではないかと心配もした。でも幸いチェッカーを受けることができた。ここはホームレースのように感じるよ。パースからの距離はシンガポールもメルボルンも同じぐらいで、西オーストラリアの人々にとってはとても近いんだ。2週間後の鈴鹿にも自信を感じる。楽しみだね。今回は全体的にまずまずの週末だった」
フェルナンド・アロンソ 決勝=4位
「僕がスタートでミスをせず、セーフティカーがあのタイミングで出動しなければどうなっていたか……。後からそう考えるのは簡単だが、全体的に見てこの週末には満足している。僕らには競争力があったし、トップグループと戦えたのだから。時にセーフティカーに助けられることもあるが、今日の僕らの場合は少し不運だったと思う。あの時、2位を確保しようとしていて、戦略はうまくいっていたんだ。僕らには選択肢はあまりなかった。あの時ステイアウトしていたら、その後ソフトタイヤに交換する際にポジションを落としただろう。戦略はよかったと思う。メルセデスと同じ速さがあったらステイアウトするのが正解だっただろう。セーフティカー出動時にピットインせず、その上(1周)2秒のアドバンテージがあったら、ギャップを築いて最終的にトップで戻れるからね。でも僕らにはそれだけのペースがない。もしステイアウトしていたら、(ルイス・)ハミルトンのようなギャップを築くことができず、最終的に7位か8位になっていたと思う。結局前のマシンをオーバーテイクすることができなかったが、最後まで戦う力があったので、僕らが一方前進したのは間違いない。
次は鈴鹿だ。真のサーキットだから、そこで自分たちの立ち位置がよりはっきりするだろう」
フェリペ・マッサ 決勝=5位
「セーフティカーが長時間走った後、3回ストップから2回ストップに戦略を変えた。最終スティントではタイヤを限界まで使い切っていたが、それでもいい性能を発揮させることができた。最後の数周にはグリップレベルはとても低くなっていたけれど、6位とのギャップは十分あったので、楽にフィニッシュすることができた。^ここのコース特性を考えれば、5位というのは今週末望めるベストリザルトだったと思う。でもバルテリのタイヤが最後まで持たなかったのは、チームにとって残念だったと思う」
ジャン-エリック・ベルニュ 決勝=6位
「最高に嬉しい。素晴らしいレースだった。5秒ペナルティを2回受けてのこの結果にすごく喜んでいる。レース終盤は全力でプッシュしなければならなかったが、やるべきことを達成できた。何度もオーバーテイクできて楽しかったし、信じられないようなレースだった。昨日の予選ではミスをしてしまった。チームに対し、許してもらえるよう決勝で全力を尽くすと言ったんだ。最終的にそのとおりのことができたと思う。だからチームのスタッフのことを考えると本当に嬉しい。優れたマシンを用意してくれた彼らに、6位という結果でお返しすることができた。僕らにふさわしい結果だよ。チームと共に素晴らしい形でシーズンを終えることができると思う。日本にはいくつかアップデートが持ち込まれる予定なので、次戦が楽しみだ。もっともっと強くなれると思う。6位というのは僕らにとって表彰台に匹敵する。僕にとっていいことだよ。今シーズンは来年のために頑張らなければならないからね。今日は自分のポテンシャルを見せつけることができたと思う」
セルジオ・ペレス 決勝=7位
「本当にさまざまなことが起きたレースで、終盤はすごく楽しかった。今日のパフォーマンスには満足している。何より直近のライバルたちより前でフィニッシュできたのは大きい。終盤僕より前に走っていた数台は大きなデグラデーションを抱えていた。ただし僕にも同じ問題が出ていて、前の集団に追いついた時、十分なグリップがなく、そのためオーバーテイクに少し苦労した。でもタイヤを完璧に管理して走ることができた。15位から7位というのは、僕らの努力に見合うごほうびだと思う。チームにとって素晴らしい結果だよ。皆とてもいい仕事をし、優れた戦略を用意してくれた。ニコも僕も戦略がうまく機能した。今日はレースでこういう結果を出すことができ、最高の気分だよ。ポイントを獲得したことだけでなく、どうやってこの結果を出したかが重要なんだ。さまざまな試練に直面し、それでも諦めずに挽回し、ポイントをつかんだ」
キミ・ライコネン 決勝=8位
「本当に残念なレースだった。速さはあったのに、目指すポジションでフィニッシュすることができなかったんだ。いいスタートを切り、いくつか順位を上げ、すべてが完璧にうまくいっていた。でも最初のピットストップの後、フェリペ(・マッサ)に前に出られてしまい、その後、レース終盤までずっとウイリアムズの後ろを走る羽目になった。近づくたびにリヤのエアロパフォーマンスが低下し、タイヤのデグラデーションがとても大きくなった。自分のレースをすることができず本当に残念だ。直線スピードはライバルのアドバンテージだということは最初から分かっていたけどね。8番手には満足できないが、ポジティブな面に目を向けると、今週末には改善が見られた。この先トラブルがなければ、状況はもっとよくなるはずだ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=9位
「入賞できてよかったし、チームにとっていい一日だったと言える。ここのレースは毎年とても難しく、特に戦略面で苦労する。今日はもっと上を狙えたかもしれない。セーフティカーの後、ソフトタイヤで30周のスティントを走らなければならなかった。前を走る大部分のクルマがそうだったが僕もレース終盤にはグリップがなくなっていた。今考えると、もう1回ピットインしてフレッシュタイヤを履いて走っていれば、もっと上に行けたんじゃないかな。でもレース中にその時点の情報で決断を下すのは難しい。2台そろって入賞できたのはよかったね」
ケビン・マグヌッセン 決勝=10位
「本当にきついグランプリだった。レース中、何が原因かは分からないがシートがものすごく熱くなってきて、走り続けるのがかなり大変だった。それがなければ10位より上の結果を出せたと思う。でも少なくとも1ポイントは取ることができた。ノーポイントよりはましだ。キャリアの中でこれほど苦労して手に入れたポイントはないよ」
