今季限りでIZODインディカー・シリーズのエンジン供給を撤退したロータスに、エンジンの技術提供をしていたジャッドが、ロータスに代わって新たにインディカーに参戦するパートナーを探していると米SPEED.COMは報道している。

 2012年からホンダ、シボレー、ロータスの3社がエンジンを供給していたインディカー・シリーズ。しかし、開発の遅れによるパフォーマンス不足もありロータスは一年でエンジン供給からの撤退を12月初めに発表していた。

 ロータスが今季使用したEDLエンジンは、ジャッド社によってデザインされており、創設者のジョン・ジャッドは、ロードやストリートでは改善が見られたが、ロータスが途中で融資から手を引いたため真のポテンシャルを発揮することはできなかったとみている。そして、SPEED.COMの取材に対し、ロータスが撤退したことは、新しいマニュファクチャラーと一緒にインディカーにEDLエンジンが戻るチャンスだと歓迎していると発言している。

「今はインディカー参戦を継続させるため、シリーズと契約できるようなマニュファクチャラーを必要としているんだ。これまでどのアプローチもないが、エンジンはあって利用可能だ」とジャッド。

 ロータスのプロジェクトでデザインされたエンジンだが、2013年以降に関して付帯条件がないことも強調している。

「知的財産及び物理的な部分は、すべて我々が所有している。すべてのエンジンは、我々の資産で、より多くのエンジンを生産し、開発、プログラムを継続するためのサポートができる」

「我々の最も大きな問題のひとつは、プロジェクトの遅延だった。開発時間はシボレーの約半分の時間しかなかったが、それは我々が非常正常な基礎エンジンを持っていることにもなる。もし我々が作成した開発スケジュールに沿って開発が進めてたら、今よりもはるかにいい物を開発できていた」と語る。

「参戦するとしたら今あるベースのエンジンで始める方がはるかにいい。誰でもゼロからスタートしたら、今我々がいる場所へは少なくとも一年かかるけど、我々と組めばたくさんの投資をせずにコストなしで今いる場所から始めることができるんだよ」

「今はちょうど、スポーツカーのプログラムを行っているし、インディカー・シーズンの後片付けもしているため、最優先事項ではない。しかし、テストを行う前に重要な開発計画を進めたいと思っている」

「我々はシリーズを楽しんでいるし、マニュファクチャラーに対し提供する価値があると感じているので、インディカー・シリーズを続けていくことを本当に期待している」とインディカーへの参戦継続を模索しているようだ。

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