NASCARスプリントカップ・シリーズにシボレーで参戦しているスチュワート-ハース・レーシングが、2017年シーズンから車両をフォードにスイッチすることになった。
2003年にハースCNCレーシングとして設立された当初からシボレーでシリーズに参戦していたこのチーム。2009年には、トニー・スチュワートがドライバーとして加入するとともに共同オーナーに就任。現在はスチュワートに加え、ケビン・ハービック、カート・ブッシュ、そしてダニカ・パトリックがドライバーとしてNASCAR最高峰のスプリントカップを戦っている。
そんなチームだが、17年は変革の年となる。まず、スチュワートは今季限りでシリーズから引退することとなり、代わってクリント・ボウヤーが加入することになる。そして、車両に関しても、現在使用しているシボレーからフォードへとスイッチすることとなった。フォードとは複数年契約を結んでいるという。
「シボレーとの関係を誇らしく思っている。彼らは、現在のチーム組織の構築を手助けしてくれたからね」と今季限りとなるシボレーとの関係性を振り返ったスチュワート。
「フォードとの新たなパートナーシップは、我々にシリーズでのポジションを強化するとともに、スチュワート-ハース・レーシングに携わる全ての人に長期的な安定と成功をもたらすことを保証するだろう」
また、フォード・パフォーマンスのグローバルディレクターを務めるデイブ・ペリカックも、スチュワート-ハースの陣営加入を次のように歓迎した。
「我々はレースをするためだけにNASCARに参戦しているのではなく、勝つために、そしてチャンピオンを獲得するためにレースをしているのだと明確に言うことができる」
「2017年にスチュワート-ハース・レーシングが加わることは、我々のプログラムの各シーズンのドライバーズ/マニュファクチャラーズの両選手権の争いにおいて強力なブーストとなると確信している」
