2008年頃からスバルがWTCC世界ツーリングカー選手権に出場するのではないかという噂がヨーロッパを中心に流れていたが、英AUTOSPORT誌は3月3日発売号で、スバルが今月中にも2012年からのWTCC参戦の決定を下すのではないかと報じている。

 WTCC世界ツーリングカー選手権は08年から日本でも岡山国際サーキットで開催されるようになったが、時を同じくして同年にWRC世界ラリー選手権を撤退したスバルが、その活動をWTCCに移すのではないかという噂が国内外で流れはじめていた。

 そんな中、英AUTOSPORTは3月3日発売号で、WTCCを統括するK.S.Oのマルチェロ・ロッティ代表のコメントを紹介。「私は彼ら(スバル)と話したが、彼らは最終的な決断は3月に下すと語ってくれた。私はスバルが“イエス”と言ってくれることを望んでいるし、3月20日の今季開幕戦の前には知りたいね」とロッティは明かす。

 また、スバルの参戦についてはベルギーに本拠を置き、WRCやIRCで活躍するクロノス・レーシングがパートナーになるのではないかと言われているが、クロノスのマルク・バン・ダーレン代表は「今はこの件について話すときではない。まだ何も決定がされていないからだ。でも、もうじき話せるようになることを願っているよ」と語り、ロッティのコメントを裏付けている。

 英AUTOSPORTは、スバルの決定には、富士重工と提携関係にあるトヨタのモータースポーツ計画が絡んでいると報じており、この計画も今月中に発表されるとしている。また、参戦車種については、2012年に発売されると言われる新型インプレッサではないかと予測した。

 ロッティは、2012年から日本で開催が計画されているツーリングカーレース、JTCCの発表会のため来日した際、オートスポーツwebの取材に対し「日本メーカーで1.6リッターターボエンジンを製作しているメーカーがいる」と語り、日本メーカーとも緊密なコンタクトを取っていることを明かしている。

 オートスポーツwebではこの件についてスバル・テクニカ・インターナショナル(STI)に聞いたが、「(スバルは)将来に向けていろいろと検討はしているが、まだ何も決定はしていない」という回答だった。

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