来季のプランに注目が集まっているエイドリアン・スーティルが、現在所属するフォース・インディアに残留する見込みであると認めた。
スーティルには、ルノーやウイリアムズへの移籍のうわさがあり、一時はミハエル・シューマッハーが引退する場合には代わってメルセデスGPに加入するのではとの推測もなされていた。しかしスーティルは、フォース・インディアとの契約を延長することになるだろうと述べた。
「フォース・インディア(との契約)に近づいている。まだ全くサインはしていないけれど、今のところフォース・インディアの方に向かっている」とスーティルがブラジルGP直前に述べたと、英AUTOSPORTが伝えている。
「今の状況はよさそうだ。僕はこれまで何度となく、喜んであと1年ここに残ると述べてきたし、今のところそれ以上のことは言えない。現状ではサインはまだだけど、向かっている方向はフォース・インディアだ」
スーティルはフォース・インディアの前身のチームでF1デビューを飾っており、このチームには満足しているという。
「ここは居心地がいい。僕はここでキャリアをスタートしたんだ。僕にとって最初のチームだし、今もとても居心地がいいよ」
「もちろん他のチャレンジが必要だと思ったり、チームを変えたいと思う時期はある。でも僕は自分たちのパフォーマンスをもっと向上させることができると思っている。来年はもっとよくなるだろうから、この関係とパートナーシップを継続させるべきだ」
正式発表の時期は最終戦の直後ではないかと、スーティルは述べている。
「おそらくアブダビのレースのすぐ後じゃないかな。できれば2、3週間後であってほしいけど、F1では何が起こるか分からないからね」