2013年F1アメリカGPの日曜決勝で、フォース・インディアのポール・ディ・レスタは15位、エイドリアン・スーティルはリタイアだった。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ポール・ディ・レスタ 決勝=15位
いいスタートを決めて、ファーストスティントでそれなりにいい状態で走っていた。でもすぐにペースに苦しみ、タイヤをいい状態で機能させられないことがわかった。
1回ストップを目指していたが、タイヤの摩耗が予想よりひどく、残り9周の時点でタイヤのパフォーマンスが尽きてしまった。ポジションを守り切るのが難しかったので、2回目のピットストップを行った。
決勝前にはかなり期待できそうだったし、気温が上がれば有利になると思っていただけに残念だ。
悔しい結果だけれど、気を取り直し、来週末のブラジルではもっといい結果を出してシーズンを締めくくることを目指そう。
エイドリアン・スーティル 決勝=リタイア
今週末の運が尽きてしまったようだ。土曜朝までは競争力があると感じていてマシンにも満足していた。でもそういう兆候がすべて予選でのトラブルで消えてしまった。
決勝ではいいスタートをしていくつかポジションを上げ、バックストレートでマルドナドの前を走っていた。でもなぜか彼は僕の左リヤホイールにヒットしたため、僕はコントロールを失い、バリアにクラッシュした。
あれほど接近する理由がない。僕はライン上をまっすぐ走っていた。左にも右にもスペースはたっぷりあるのに、なぜヒットされたのか理解できない。
ぞっとしたよ。あんなことが起こるなんて信じられないけど、実際起きたんだ。
彼(マルドナド)の周囲には緊急エリアが必要みたいだね。彼には1台分ではなく2台分のスペースを与えなければならないんだ。
全く異なる事故になっていたかもしれない。300km/hでリヤタイヤが接触したんだ。僕は横転していた可能性だってある。
近づいていくと彼はいつだって他のすべてのマシンより50mブレーキングを遅らせる。時々限界を超えるんだ。たくさんのドライバーたちが彼との事故を経験している。
彼と話してもあまり意味がないと思うね。何度かやってみたけど、別の惑星の住人みたいだった。スパでポール(・ディ・レスタ)との事故があった後、彼はポールのところにまっすぐ行って、僕らのせいだと言った……。
僕に関してはもう終わったことだけどね。