全日本選手権スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)の白井裕社長は28日、第6戦が開催されているスポーツランドSUGOで行われたサタデーミーティングで、来季のカレンダーについて「全7戦でカレンダー申請をしている」と明らかにした。
今季、韓国のインジェ・スピーディウムで予定されていた第5戦が韓国側の運営のトラブルで中止となり、全6戦で争われているスーパーフォーミュラ。来季に向けては、8月12日にJAF日本自動車連盟から発表されたFIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧には全6大会が記載されていたが、白井社長は、来季は1戦が加わり、全7戦で争われると明らかにした。
白井社長によれば、開幕戦の鈴鹿に続いて、5月18日に第2戦として富士スピードウェイでのレースを追加。第2戦、そして7月の第3戦と富士が2戦続くことになるが、「鈴鹿でニューマシンのSF14をお披露目して、では東日本はどうするのかと。そこで、首都圏から近い富士で第2戦を行い、東海、関東圏の皆さんにもSF14をお披露目したいと考えた」と白井社長。
その後、7月の第3戦富士の後、第4戦にはツインリンクもてぎが予定されているが、これまで8月初旬にツインリンクもてぎでレースが開催される際、ファンや関係者は宇都宮か水戸で宿泊することが多いが、水戸では例年8月の第1週末に水戸黄門まつりが開催されるなど、イベントが重なることが多かった。そのため、8月の下旬に移動するという。第4戦の後はJAFから発表されているとおり、オートポリス、SUGO、鈴鹿とスケジュールされ、全7戦が公式戦としてカレンダー申請されている。
なお、JRPとしては近年東南アジアを中心とした海外戦略を進めてきたが、来季の海外戦について白井社長は、「交渉は継続して行っている」とのことだった。