スーパーGT第6戦『ポッカGTサマースペシャル』が21日開幕し、朝の公式練習が行われた。1時間45分のセッションでトップタイムをマークしたのはARTA HSV-010で、MOTUL AUTECH GT-Rが続いている。

 いよいよ予選日を迎えたスーパーGT第6戦『ポッカGTサマースペシャル』の予選日。この日は朝から快晴で、公開車検の頃から一気に気温が上昇。猛暑の中の一戦となることが予想された。

 そんな中、10時5分にスタートした公式練習では、各車インスタレーションラップを済ませた後、コンディションを確かめるように走行を重ねていく。GT300クラスでは今回がデビュー戦となるRQ's Vemac 350R、そしてイワサキインダストリー LMP Porscheも元気に走行を始めている。

 このセッションでは特にGT300クラスを中心にコースオフが多く、序盤から何台かのマシンがグラベルに飛び出したりというシーンが見られた。GT500クラスでは、開始50分頃にZENT CERUMO SC430がオーバーラン。ショートカットを通ってピットに戻ることに。

 ちょうど開始から1時間を過ぎた頃、130R進入でカルソニックIMPUL GT-Rがスローダウン。ドライブしていた松田次生はややマシンを左右に振っていたため、ガス欠の症状も疑われた。直後、BOMEX LIAN BOXSTERが1コーナーでコースアウト。この2台の回収のために赤旗が提示されることとなった。

 この赤旗はすぐに解除されたが、11時15分頃に#86 JLOCランボルギーニRG-3が逆バンクでストップしたため、再度赤旗提示。セッションは残り30分というところで再開されることとなり、2度の赤旗が提示された影響で、セッションは5分間延長された。

 GT500クラスでは、セッション序盤はSUGO戦のリベンジに燃えるMOTUL AUTECH GT-Rがトップに立っていたが、中盤トップを奪ったのはARTA HSV-010。GT500で唯一第3ドライバーを走らせているARTAは、小林崇志もセッション終盤にドライブ、2分フラット程度で安定した走行を披露した。GT500クラスは次いでMOTUL AUTECH GT-R、3番手にはRAYBRIG HSV-010がつけている。

 GT300クラスはアップル・K-one・紫電がトップタイムをマーク。COROLLA Axio apr GT、M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7と続き、triple a Vantage GT2が4番手となったが、triple a Vantage GT2はセッション終盤にストップ。レッカーに乗せられ回収されている。

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