ヒスパニア・レーシングのブルーノ・セナは、ブラジルの母国メディアの取材に答え、「来年もF1に100%残ることができるだろう」と楽観的に見ていると語っている。
伝説のワールドチャンピオン、アイルトン・セナを叔父に持つブルーノは、今季ヒスパニアからF1デビュー。開幕数戦は完走もおぼつかない状況が続き、イギリスGPでは山本左近にシートを譲るなど、不安定なF1デビューシーズンを送っている。
しかし、ブルーノは母国メディアの取材に対し、今季の成績にも関わらず、来季もF1で戦うことができると楽観的に見ているとコメントした。
「チャンスはあるし、来年もF1を100%続けることができるだろう」とブルーノ。「ただ残念なことに、その理由をはっきり口に出して言うことができないんだ」
「僕は2009年のシーズン開幕前、ホンダからF1を戦う素晴らしいチャンスを得ることができるはずだった。でも、それはご存知の通り実現しなかった。F1の世界では予測なんて何の役にも立たなくて、すべては契約書にサインしてからなんだ。オフィシャルにコメントできるのはそれからだよ」
「注意しなければいけないのは、F1の多くのチームが常にグリッドにいることを保証されている訳じゃないんだ。ヒスパニアはプランを立てているけど、単純に運ぶ事柄じゃない。長年にわたってシートを確保するのが僕の目標で、そのために選んだチームの判断基準はシンプルだった。とは言え、このチームとともに来年僕がF1にいるためには、もっとハードワークを重ねないといけないけどね」
