シトロエンのダニ・ソルドがチームの次世代カーとして期待されるC4 WRC HYbrid4のテストを行った。
昨年10月、パリのモーターショーでC4 WRC HYbrid4がデビューして以来、シトロエンはこのハイブリッドラリーカーの開発を行ってきた。
このマシンは、後輪に駆動を与えるためのリチウムイオンバッテリーを燃料タンク上部に搭載し、125kwを発生する電気モーターを積んでいるのが特徴。システムは、ブレーキング時の制動エネルギーをエンジンのブーストアップに使用するだけでなく、ロードセクションにおける電気モードでの走行を可能としている。
「このテストは、ロードセクションにおける電気モードでの走行が主な目的だった」とエンジニアのディディエ・ソラは語った。「シトロエン・レーシングはこのシステムがモータースポーツに適応できることを示したかった。将来、その使用が可能になれば、我々はいつでも対応の準備がある」
テストに臨んだソルドも、「電気モードでの走行は音をたてることなく村々を通過することが出来る。これは環境にもいいし、クルーも快適なドライブを楽しめるよ」とコメント。
「ステージではリアに幾分の重さを感じた。今のC4 WRCとはわずかに違う感じを受けたけど、ブースト機能によりトルクを得た時は非常に強い印象を受けたよ」
ラリー/WRC ニュース
ソルドがハイブリッド版のC4 WRC HYbrid4をテスト
