F1のコスト削減の一環として、タイヤウォーマーの禁止が検討されているが、これに対してミハエル・シューマッハーが異議を唱えている。
FIAとチームは、コストを抑えるための新たなレギュレーションに関して話し合いを行っており、その中で、早ければ来年からのタイヤブランケットの禁止が本格的に検討されているといわれている。
タイヤウォーマーを使用しないことで、設備の面でも輸送の面でもチームのコスト削減につながるということだが、数年前にも同じことが検討されながら、安全上の懸念から採用されなかった。
ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、ウォーマーなしにうまく機能するタイヤを喜んで作るつもりだが、時間は必要だと述べている。
しかしシューマッハーはこれに反対している。
「冷えたタイヤは、パワーが高くないカテゴリー、つまりフォーミュラ・フォードやF3にはいいだろう」とシューマッハーはヨーロッパGPが行われたバレンシアで述べた。
「でも正直言って、モータースポーツ最高峰のF1のパワーやスピードを考えると、このアイデアは全く気に入らない。そうしなければならない必要性も理由も僕には分からない」