FIAは、金曜フリー走行で一部のマシンに発生したタイヤトラブルが、他のマシンから落ちたパーツによるものだと明かし、チームとドライバーにタイヤの安全性を保証した。

 金曜日に行われたフリー走行でレッドブルのセバスチャン・ベッテルとフェラーリのフェルナンド・アロンソがタイヤのトラブルに見舞われた。特にベッテルのRB9は、右リヤタイヤが完全にパンク。タイヤのショルダーとトレッドが分離し、トレッド面自体の損傷もかなり激しかった。

 この問題を受け、F1ドライバーたちは高速サーキットのスパ・フランコルシャンでタイヤが安全に機能するのか、レースディレクターのチャーリー・ホワイティングに対してピレリから保証を得るよう求めた。

 しかし、夜を徹してトラブルの究明に取り組んだピレリは、今回のトラブルがコース上の金属片によって引き起こされたことをほぼ突き止めた。

 ホワイティングは土曜日の朝、両者のトラブルが13コーナーのファーニュに落ちていたスチール製の破片によるものだと伝え、これはキミ・ライコネンのロータスE21のものだという考えを明らかにした。

 形成されたこの破片は、金曜日の夜に13コーナーのランオフエリアでピレリのエンジニアによって発見されている。

 英AUTOSPORTは、現地時間23日の3時05分(フリー走行2の時間帯)にライコネンが13コーナーの縁石を通過しているとし、その3分後にベッテルとアロンソが同じ縁石を通過したことを明らかにしている。
 またベッテルのタイヤに空いた穴が金属片のサイズとほぼ一致しているという事実もピレリの主張を裏付けているという。

 ピレリは、今回のタイヤトラブルが構造上の問題ではなく、コース上のデブリであることを確認するため、金曜の夜に疲労テストも実施、この結果もタイヤに疲労の痕跡は見つからなかったという。

 ホワイティングは、ピレリの調査結果から、タイヤの安全性は満足できるものだったとの書簡をGPDAに送っている。

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