2012年のIZODインディカー・シリーズにブライアン・ハータ・オートスポート(BHA)から参戦したアレックス・タグリアーニは、シーズンをロータスエンジンを使って始めなければならなかったことについて、「ロータスにだまされた」と語っている。
インディカー・シリーズでは2012年に向けて新しいダラーラシャシーを導入するとともに、これまでのホンダに加えてシボレー、そしてロータスがエンジンサプライヤーとして加入した。しかし、当初から開発が遅れたロータスエンジンは開幕後も苦戦。ロータス使用チームは他チームにペースで劣る状況となった。
そんな中、HVMレーシングのシモーナ・デ・シルベストロをのぞくロータス使用チームは、続々と他エンジンにスイッチ。シーズン最初のオーバルレースとなったインディ500では、ロータスエンジンを使用するデ・シルベストロとジャン・アレジの2台に対し、危険な速度差があるとして、失格を示すブラックフラッグが振られる状況となっていた。
インディ500をスキップし、ロータスエンジンからホンダエンジンにスイッチしたタグリアーニとBHAは、それまでのランキング28位から、最終的に17位までリカバーしシーズンを終えることになったが、タグリアーニは2013年に向けて、プレシーズンが有効に活用できるだろうと語っている。
「来季に向けて、チームがライバルたちと同等のレベルでスタートすることができるのを嬉しく思っているよ。何しろ今年の開幕前はひどい混乱だった。ロータスにだまされたからね」とすでにセブリングで来季に向けたテストを終えたタグリアーニ。
「思い出したくもない去年の開幕戦のセント・ピーターズバーグでは、ホンダやシボレーのマシンたちは僕たちのはるか前方にいたんだ。本当にひどい開幕だったよ。でも、僕たちはシーズンの最後には他のチームに追いつくことができたんだ」
「チームは来季にすごく自信をもっているんだ。今度こそチャンピオンシップに挑戦したいと思ってる。もしくはオーバル、ロードのそれぞれのチャンピオンには挑戦したいよね」
来季のインディカー・シリーズに向けて、ロータスはすでにエンジン供給を打ち切ることを発表しており、今季ロータスを使用してきたHVMレーシングも、ステイタスGPとのコラボでWEC世界耐久選手権に移ることを発表している。
