NASCARスプリントカップ・シリーズの今季開幕戦、デイトナ500は17日予選が行われ、ダニカ・パトリック(スチュワート・ハース)が女性初のNASCAR最上位カテゴリーでのポールポジションを獲得した。
今季のNASCARの開幕を告げる伝統のデイトナ500。シーズン最初のビッグレースで、ダニカが女性ドライバーとして新たな金字塔を打ち立てることとなった。開幕前のテストから好調だったダニカは、土曜のフリープラクティスでも最速ラップをマーク。予選でも2番手につけたジェフ・ゴードン(ヘンドリック)を下し、インディカー女性初勝利、ネイションワイドでのポール獲得に続く、女性初となる偉大な記録を達成した。
昨年からネイションワイドに参戦、スプリントカップ・シリーズは今季が最初のフルシーズンエントリーとなるダニカは、その最初のレースでのポール獲得に「ほとんどはチームのおかげだと思うわ。彼らがオフの間にどれほどの仕事をこなしてきて、新車に合わせることができたかだと思うの。まさにチームのポールと言える」とチームの功績を称えた。
NASCARにおける女性ドライバーの活躍は、NASCAR.comによればネイションワイド・シリーズでは昨年のダニカ、1994年のショーナ・ロビンソンと2回のポールがあるが、スプリントカップでのこれまでの予選最上位は1977年のジャネット・ガシュリーの9番手に留まっている。