2月17日に行われたNASCARスプリントカップ・シリーズの開幕戦デイトナ500の予選で、女性初のNASCAR最上位カテゴリーでのポールポジションを獲得したダニカ・パトリック。彼女の活躍に対し所属するスチュワート・ハースの共同オーナーであり3度の王者を獲得したトップドライバーのトニー・スチュワートは、ポールを獲得したからといって今シーズンの活躍への期待が増加するわけではないと慎重なコメントをしている。

 今季のNASCARシリーズの幕開けとなった伝統の一戦、デイトナ500。テストから好調だったダニカは、土曜のプラクティスでもトップを獲得し、4度の王者を獲得しているジェフ・ゴードンを抜き予選でもポールポジションを獲得した。

 NASCAR最上位シリーズで女性初のポールポジションを獲得したダニカは、インディカーでも女性初の勝利を挙げる活躍で、常にメディアの注目の的となっている。これに対し、チームの共同オーナーであるスチュワートは、彼女のスプリントカップ初フル参戦を温かく見守ってほしいと考えているようだ。

「彼女は可能性を持っているよ。とても期待するものをたくさんね。この夏にいくつかトップになると思うよ」とスチュワート。

「これが一貫したものか、1,2レースだけのものなのか我々の誰もが知らないことだ。しかし私は彼女を信じているし、チームや組織も彼女を信じている。毎週彼女が速くなるようできることすべてをやっていくつもりだ」

「私が皆さんに警告したいのは、ここに来てからつねに顕微鏡で見るかのように監視されていること。『ここ1、2年毎週トニー・スチュワートはトップ15に入っている』と誰も言わないし、誰も気にしていない」

「けれどみんなが彼女のなすことに注目している。成り行きを厳密に見なければいけない。彼女は、まだルーキーイヤーなんだよ」と語る。

 またデイトナの予選が、NASCARのシーズンにおいてドライバーのスキルを見分ける最も大きなテストではないと認識しているが、これがダニカのパフォーマンスが劣るということではないとコメントしている。

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