IZODインディカー・シリーズのシャシーを供給しているダラーラは、インディ500のカーブデーを前にDW12シャシーの空力形状を変更すると明らかにした。クラッシュ時に車体が浮き上がってしまうエアボーンの可能性を減らすことが目的だという。
インディ500の予選の間に発生した数件のアクシデントで、ダラーラはアンダーウイングによりわずかに車体が浮き上がってしまう状況を確認したという。新しいDW12シャシーにおいて、車体が浮き上がるのを防ぐことは最大の目標とされている。
そのため、ダラーラは声明を発表し、アンダーウイングにスロットを設けることによって、バリアに接触した際、縦方向の動きを抑止するという。
インディカー・シリーズのテクノロジー担当副社長のウィル・フィリップスは。ダラーラの迅速な対応を称賛した。
「ダラーラの対応はレースに向けて可能な限りの改善をもたらしてくれるもので、オブザーバー、セーフティオフィシャル、そしてドライバーによりダラーラに迅速にデータがもたらされたことにより実現した。これらの対応は、安全が第一に考えられていることの証明だ」