インディカー・ヒューストン戦のクラッシュの影響で引退を発表したダリオ・フランキッティが、ロンドンで行われたオートスポーツ・アワードに参加。チップ・ガナッシと相談し、来季は彼のチームの一員としてインディカーに戻ることを望んでいると発言した。
インディカーで4度のタイトルを獲得し、インディ500を3度制したフランキッティ。今季のヒューストン戦第2レースの最終周で佐藤琢磨とクラッシュを喫し、足首と脊椎を損傷。医者の診断により、引退を表明した。
オートスポーツ・アワードでグレガー・グラント賞をジョン・サーティスに授与するプレゼンターとして松葉杖を突きながら登壇したフランキッティは、スタンディング・オベーションで迎えられる。
「リタイアすることは簡単なことではなく、受け入ることも難しかった。2、3日考えて過ごしたよ。この方法でなければならないと明白になり、とても悲しくなったね」とフランキッティ。
「まだドライビングについてたくさん考えているし、情熱がある。チップと僕は来季についていろいろ話し合った。これ以上運転することはないが、インディカーでチームに協力したいね」
「素晴らしい時間と素晴らしいキャリアを過ごすことができた。大好きだったものをキャリアとは呼びたくないね。この決定をするために、ここに居ることができラッキーだったよ。次のステージに移るんだ」とコメントする。
彼がチームマネジメントの役割をガナッシで行うことになれば、AJ.フォイトやボビー・レイホール、マイケル・アンドレッティやジミー・バッサーといったコクピットからピットウォールへと戦いの場を移したチャンピオンたちに加わることになるだろう。
John Surtees – Gregor Grant Award winner – AUTOSPORT Awards 2013
