ロバート・クビカのチームメイトとしてルノー入りをウワサされている、ジェローム・ダンブロシオ。しかし、ダンブロシオ本人が、GP2を卒業しF1で戦っていくには少なくてももう1年は必要だと語っている。

 ルノーF1のチームプリンシパルとなったエリック・ブーリエは2010年のドライバー候補を5人に絞ったことを明らかにしている(下記関連ニュースを参照)。ルノーF1の大株主となったジニーキャピタルとグラビティー・スポーツマネージメントの関係からダンブロシオの名前が挙がっていた。
 ベルギー人のダンブロシオは09年GP2を戦い、チームメイトだった小林可夢偉に次ぐアジアシリーズ2位という成績を収めている。ダンブロシオが所属したDAMSは、ブーリエがルノーF1に行く前にチームマネージャーとして指揮を執っていた。また、ルノーのドライバー育成プログラム生としてダンブロシオはフォーミュラ・ルノーとワールドシリーズbyルノーにも出場していたという過去がある。

 しかしながら、ダンブロシオはF1ステップアップカテゴリーにおいてまだ未勝利であり、このことから自ら、F1行きにはまだ準備不足であることを語っている。
「F1は予定に組まれていない。ここ最近起こっていることには僕にとってはポジティブなものだったけど、なんの保証もない」とダンブロシオはベルギーのスポーツ新聞La Derniere Heureに語っている。

「僕の希望はいつかグランプリでレースすること。だけどその前にGP2での活動に焦点を当て、勝つことが大事。もし、今年1年が終わってF1のシートを得る機会がなかったら厳しい状況だけど、負けない。僕のゴールは単なる夢ではなくなったから」

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