2012年にF3マカオGPを制し、今季はフォーミュラ・ルノー3.5シリーズでランキング3位となったアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが、BMWからDTMドイツツーリングカー選手権のルーキーテストを受けることになった。
ポルトガル出身のダ・コスタは2012年にマカオを制し、レッドブルのサポートを受け今季はフォーミュラ・ルノー3.5シリーズに参戦。しかし、F1へのステップアップは叶わず、GP3に参戦していたダニエル・クビアトにその座を奪われることになった。
レッドブルはダ・コスタへのサポートを継続することを明らかにしているが、レッドブルにとって、フォーミュラ・ルノー3.5をもう1シーズン戦うことが第一の選択でとは考えづらく、またシミュレータードライブにダ・コスタを起用したい希望があると考えると、GP2への参戦も現実的ではない。
また、レッドブルはダ・コスタがプロフェッショナルなレースシリーズで戦うことを希望しており、その点でもDTMへの参戦は理想的なものと言えそうだ。
BMWでは、ダ・コスタとともに2007年のフォーミュラBMWのチャンピオンで、2010年からドイツでレースをしているイェンス・クリングマンをルーキーテストに招聘。DTM車両でテストを行うという。