2014年にトロロッソからF1デビューを果たすことが明らかになったダニール・クビアトが、子供のころからの夢がかなったと喜びのコメントを発表した。有力候補といわれながらシート争いに敗れたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、落胆を示しながらもクビアトを祝福した。
21日、トロロッソは、レッドブル・ジュニアドライバー・プログラムのメンバーであるロシア出身19歳のクビアトを来季レッドブル・レーシングに移籍するダニエル・リカルドの後任に起用することを発表した。
「最高のニュースだ。夢がかなった。このとても貴重なチャンスを与えてくれたレッドブルとトロロッソに感謝したい」とクビアト。
「カートを始めたころから、F1で走りたかった。その願いが来シーズン、現実になる」
「シルバーストンテストでトロロッソチームと短い時間ではあったが一緒に働いた。その時の経験はとても楽しめた」
「僕はイタリアに住んでいてイタリア語を話すから、チームにすぐに溶け込めると思う」
リカルドの後任として有力候補と考えられていたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、気落ちした様子を示しながらもクビアトにお祝いのメッセージを送っている。
「辛いけれど仕方がない。ダニール、よかったね。楽しめよ」と彼はTwitterを通してコメントしている。
「サポーターやファン、僕を応援してくれている人たち、みんなが大好きだよ。皆さんのサポートを感じることができて本当に嬉しかった。まだ終わったわけじゃない。みんな、ありがとう!」
フェリックス・ダ・コスタは、昨年、GP3でランキング3位、マカオで優勝するなど注目を集め、今年はフォーミュラ・ルノー3.5でランキング3位を獲得している。