2010年F1第6戦モナコGPの日曜決勝で、HRT F1のカルン・チャンドックは14位完走扱いではあるものの、ヤルノ・トゥルーリとの接触でフィニッシュできず、シーズン最高のレースをしていただけに悔しいと語った。ブルーノ・セナはリタイアしている。
■HRT F1チーム
カルン・チャンドック 決勝14位
このレース結果は心から悔しく思う。ヤルノがどこからともなく僕にヒットしてきたんだ。でも彼はこの件について謝ってくれた。僕らは13位でフィニッシュできそうだったのにね。それでも僕らが新規チームのベストであることには変わりない。今回は僕にとってシーズン最高のレースだった。いいスタートを決め、ピットストップでディ・グラッシとトゥルーリの前に出た。その後、セナに追いつきつつあったけれど、彼はリタイアしたので、終盤まで苦労することなく走っていた。チームの全員が本当にがっかりしている。そのまま走れていたらランキングで10位になれただろうからね。チームにとっても僕にとっても辛い結果だけれど、今日のパフォーマンス自体には満足していいと思う。
ブルーノ・セナ 決勝リタイア
2周目、セーフティカーが出動した時にタイヤ交換をするというチームの指示は素晴らしかった。これがうまくいき、レースを通してとてもいい走りができた。必要なときにはプッシュし、レースディスタンスに近い距離でタイヤを持たせた。13位で完走できるはずだったけれど、ハイドロリックトラブルが起きて、残り数周というところでリタイアしなければならなかった。それでも今日の自分のパフォーマンス、そしてチームのパフォーマンスにはとても満足している。今日は自分たちの能力以上のレースができたから、マシンをアップデートできる時までこの調子で頑張っていきたい。