F1全チームのチームプリンシパルが選ぶ2010年のベストドライバーは、タイトルを獲得したセバスチャン・ベッテルではなく、フェラーリのフェルナンド・アロンソだった。

 英AUTOSPORTは、12チームの代表に2010年のトップ10ドライバーを聞き、それにポイントシステム(25-18-15-12-10-8-6-4-2-1)を当てはめて集計した。この結果、アロンソが229点で、2位のベッテルより9ポイント上回り、トップとなった。各チームプリンシパルが選んだそれぞれのトップ10ランキングは明かされない。

「チームプリンシパルの大部分が今年のベストドライバーとして僕を選んでくれたことを知り、とても嬉しい」とアロンソ。
「もちろんこの栄冠をワールドチャンピオンという形で受け取ることができればもっと嬉しかったけれど」
「最後の難関で思うような結果が出せなかったが、それでも今年が素晴らしいシーズンだったといえる理由がまたひとつ増えた」
「チームと僕は最後の最後まで戦い抜いた。もう見込みがなさそうな状況になった時でさえ、決して諦めなかった。僕らは素晴らしい挽回を成し遂げた。来年僕らはもっとよくなるだろう。それでも僕は、2010年を素晴らしい1年としていつまでも記憶にとどめるだろう」

 フェラーリのチームボス、ステファノ・ドメニカリは、アロンソはドライバーとしても人間としても素晴らしく、誇りに思っているとコメントした。
「フェルナンドが私の同僚のチームプリンシパルたちから今年のベストドライバーとして評価されたことを誇りに思い、喜んでいる。彼は素晴らしいシーズンを送った」
「彼が才能あるドライバーであることは誰もが知っている事実だ。だが、フェラーリの全員を代表して、私はこう言いたい。我々にとっては、人間としての彼と働くことが名誉だった。フェルナンドは我々の原動力になってくれたし、来年の我々の目標は彼とフェリペ(・マッサ)に開幕戦から高いレベルのパフォーマンスを持つマシンを用意することだ」

 終盤までタイトルを争ったドライバーが上位を占めたが、タイトル争いには絡めなかったロバート・クビカがジェンソン・バトンよりも大差で上に来ている。ウイリアムズから放出されたニコ・ヒュルケンベルグが、残留したルーベンス・バリチェロより上位で、ニコ・ロズベルグは7位に入ったものの、ミハエル・シューマッハーの名前はトップ10にはなかった。

 AUTOSPORTが発表したトップ10ドライバーは以下のとおり。

F1全12チームの代表が選んだ2010年ベストドライバー
1. フェルナンド・アロンソ 229
2. セバスチャン・ベッテル 220
3. ルイス・ハミルトン   196
4. マーク・ウエーバー   146
5. ロバート・クビカ    129
6. ジェンソン・バトン    86
7. ニコ・ロズベルグ     68
8. ニコ・ヒュルケンベルグ  17
8. フェリペ・マッサ      17
10. ルーベンス・バリチェロ  11

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