F1チーム代表11人が2013年F1に出場したドライバーたちを評価、集計によってベストドライバーが決定された。今年トップに立ったのは、チャンピオン、セバスチャン・ベッテルだった。

 これは英AUTOSPORT誌が毎年行っている企画で、各チームの代表に対し今シーズンのトップ10ドライバーを選ぶよう依頼、その順位に従ってF1ポイントシステムと同様に25-18-15-12-10-8-6-4-2-1のポイントを与え集計するというもの。
 各代表がどういうランキングをつけたかは秘密にされるため、彼らの正直な評価が期待できる。

 今年“ランキングトップ”に立ったのは、F1タイトル4連覇を達成したセバスチャン・ベッテルだった。
 ベッテルは昨年はフェルナンド・アロンソに次ぐ2位だったが、今年は248点を獲得してチーム代表が選ぶベストドライバーの地位も手に入れた。

 ベッテルはこの結果に対し、喜びのコメントを発表している。
「とても意味のあることだ。チーム代表は長年この世界にいて、たくさんのドライバーたちを見ているのだから」
「外部の人たちから尊敬され評価されるのと同じぐらい、同じ世界の人たちから尊敬と評価を受けるのは嬉しい」

 2位は昨年首位だったアロンソで213点を獲得した。アロンソはパフォーマンスが劣るフェラーリでドライバーズランキング2位を手に入れている。

 ちなみにこの5年のランキングにおいてトップの座を獲得したのはベッテルとアロンソのみで、彼らは交互に首位に立っている(2009年ベッテル、2010年アロンソ、2011年ベッテル、2012年アロンソ)。

 2013年はこのふたりが圧倒的多数のポイントを獲得、大差をつけられた3位にはロータスのキミ・ライコネンが続いた。ライコネンは今年1勝を挙げ、シーズン途中までチャンピオン候補の位置にいた。

 4位、5位にはメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが続いた。ロズベルグは昨年の8位から大きく順位を上げている。

 昨年圏外だったロメイン・グロージャンは、今年大きく成長し、6位の座を勝ち取った。一方昨年9位に位置していたセルジオ・ペレスは圏外に落ちる結果となった。

 F1最後の年に優勝ゼロに終わったマーク・ウエーバーは8位、不調マクラーレンで表彰台すら獲得できなかったジェンソン・バトンは9位に順位を落としている。

 チーム代表の評価によって選ばれた2013年トップ10ドライバーは以下のとおり。

1.セバスチャン・ベッテル(248点)
2.フェルナンド・アロンソ(213点)
3.キミ・ライコネン(158点)
4.ルイス・ハミルトン(117点)
5.ニコ・ロズベルグ(95点)
6.ロメイン・グロージャン(76点)
7.ニコ・ヒュルケンベルグ(68点)
8.マーク・ウエーバー(66点)
9.ジェンソン・バトン(24点)
10.フェリペ・マッサ(14点)

※評価を行ったチーム代表は以下のとおり。
レッドブル=クリスチャン・ホーナー、メルセデス=ロス・ブラウン、フェラーリ=ステファノ・ドメニカリ、ロータス=エリック・ブーリエ、マクラーレン=マーティン・ウィットマーシュ、フォース・インディア=ビジャイ・マルヤ、ザウバー=モニシャ・カルテンボーン、トロロッソ=フランツ・トスト、ウイリアムズ=フランク・ウイリアムズ、マルシャ=ジョン・ブース、ケータハム=シリル・アブテブール

■2012年のランキングはこちら
F1チーム代表が選ぶベストドライバーはアロンソ

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