2月19日から22日までの4日間にわたり、サクヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台に行われた第2回F1合同テスト。前回のヘレステストでトラブルが多発したルノー陣営がどれだけ巻き返すことができるかに注目が集まったが、トータルの周回数や各車のベストタイムを見る限り、その差が大きく縮まることはなかった。
ここでは4日間のテストを、マシン/チーム別の周回数と距離、パワーユニット別の周回数と距離というデータで振り返ってみる。
まずはメルセデスユーザーの充実ぶりが一目でわかる。トップのウイリアムズ、2番手メルセデス、3番手マクラーレンの上位3チームはトータル300周前後をカバー、フォース・インディアを加えたメルセデスユーザー4チームの総周回数は、フェラーリユーザー3チームのほぼ倍にあたる。
フェラーリは4番目に多い287周を走破した。上位のメルセデス勢には及ばなかったものの、着実にプログラムをこなしている印象で、今後のパフォーマンスが注目される。
パワーユニット別でフェラーリを上回ったルノー陣営だが、フェラーリユーザーのマルシャがまったく走れず、彼らよりも1チーム多いことからわずかに上回ることとなった。
そのなか、ケータハムはフェラーリに次ぐ周回数と健闘。一方、前回のヘレスで21周に終わった王者レッドブルは今回も全体の9番目にあたる116周と遅れをとっていることがわかる。
開幕前最後となるバーレーンでの第3回合同テストは、今週27日から4日間の日程で行われる。