イギリスGPで騒動の兆しを見せているオフスロットル時の吹きつけディフューザー問題に関し、急遽シルバーストンでテクニカル・ワーキング・グループ(TWG)の臨時会議が開かれることになった。
イギリスGPからの実施が決まっていたオフスロットル時の吹きつけディフューザー禁止の措置だが、FIAはこの規制によってエンジンの信頼性が損なわれないために、それぞれのエンジンメーカーへ一定の譲歩を与えたが、これがチーム間の対立を生む結果となっている。
特に、メルセデスエンジンを積むマクラーレンのマーティン・ウィットマーシュとルノーエンジンを搭載するレッドブルのクリスチャン・ホーナーとの対立姿勢はあらわで、オフスロットル時50パーセントの吹きつけを認められていたレッドブル側は、土曜日朝にこれが撤回されたことで不満をさらに増大させている。
これについて、レッドブルのホーナーは土曜日にエイドリアン・ニューエイを引き連れ、FIAのチャーリー・ホワィティングのもとを訪れると、問題解決のための緊急会議を開くよう促した。
これを受けたホワイティングは、次のようなプレスリリースをチームに通達している。
「スチュワードルームに隣接した会議室で、本日11時30分よりTWGの臨時会議を開き、エンジンマッピングの問題について話し合う。各チームはテクニカルディレクターを出席させることが重要であり、チームの代表者も出席されることを提案する」