ルカ・ディ・モンテゼモロが、フィアット社会長の職から退任することが明らかになった。ディ・モンテゼモロは政界進出を目指しているのではとのウワサも流れている。
ディ・モンテゼモロは将来、イタリア首相シルビオ・ベルルスコーニの後任を務めることになるのではともささやかれているが、ディ・モンテゼモロ本人は今回のフィアット社会長職からの退任は自身の将来の計画とは無関係であり、会長を務めた6年間でやるべきことをやりつくしたと述べている。
新たなフィアット社会長には、創業家出身のジョン・エルカンが就任する。エルカンは現在34歳で、これまで副会長を務めていた。
ディ・モンテゼモロは6年前にフィアット社会長の職に就き、同社の立て直しを行った。彼は今後も取締役員にとどまり、フィアット社での職務に集中すると述べている。また、フェラーリ会長職には留任する。