全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦スポーツランドSUGOは25日、ノックアウト形式の予選が行われ、ロイック・デュバル(DOCOMO DANDELION)がポールポジションを獲得した。2番手は小暮卓史(NAKAJIMA)、3番手にはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(Mobil1 IMPUL)がつけた。
Q1:
午前中に引き続き曇天模様の下迎えたスポーツランドSUGOのフォーミュラ・ニッポン第5戦予選。ノックアウト形式で行われた予選のQ1では、台風の影響かかなり風が強く、気温も朝からほとんど変わっていない。
Q1の序盤にトップを奪ったのは、前日から好調のデュバル。次いで、午前にクラッシュしたオリベイラが続く。まずはほぼ全車が一度アタックを終え、残り10分を過ぎたところで再びアタックへと向かっていった。
残り3分から激しくなった争いの中で、大きくポジションを上げてきたのはケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)。デュバルに次ぐ2番手に浮上し、それを石浦宏明(Team LeMans)、さらに小暮が上回る。しかし、デュバルのタイムを上回るドライバーは現れず、デュバル、小暮、石浦という順位でQ1を終えた。ノックアウトとなったのは、井出有治(MOTUL 無限)、松田次生(KONDO RACING)、井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)の3人となった。
Q2:
10分間のインターバルを置いてスタートした予選Q2。開始から3分が経過したところで、Q2に残ったほぼ全車が一斉に動き始める。一斉にアタックにかかり始めるが、Q1で5番手だったコッツォリーノが残り2分でコースアウト。タイヤバリアいクラッシュし、マシンを止めてしまう。
その間にもセッションは進行し、またもデュバルがトップでQ3に進出。次いで石浦、そしてチェッカー周でタイムアップしたオリベイラというトップ3となった。ノックアウトとなったのは平中克幸(KCMG)、大嶋和也(PETRONAS TOM'S)、そしてコッツォリーノ、伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)という4台となった。
Q3:
コッツォリーノ車の回収もあり、Q2終了から13分後にスタートしたQ3。全車がほぼ2周をかけてタイヤを温め、前車との間隔をあけながら最後のアタックに入っていく。まずは小暮が1分5秒892というタイムをマークしていくが、次いでデュバルが5秒843をマークしトップに浮上していく。
小暮はいったんクールダウンラップをはさみ再度アタックをかけるも、トップのデュバルのタイムには届かず。これでデュバルが第3戦富士に続き、今季2回目のポールポジションを獲得。2番手には昨年のチームメイト、小暮が陣取ることとなった。3番手にはオリベイラ、4番手にはロッテラーが続き、5番手に石浦となっている。
