今季のル・マン24時間に、“ガレージ#56”という特別枠から参戦したニッサン-デルタウイング。そのデルタウイングがシングルシーター化され、次期インディライツ用シャシーになるのではないかと英AUTOSPORTが報じている。

 ベン・ボールディがデザインしたデルタウイングは、アメリカのデルタウイング社が製作。当初2012年のインディカー用としてコンペに参加。この時には現行インディカーであるダラーラが選ばれたが、その後デルタウイングは2シーター化され、ル・マン24時間が募集した新たな環境技術を志向する“ガレージ#56”に名乗り。ニッサンの1.6リッター直噴ターボエンジンを搭載し参戦を果たした。

 そんなデルタウイングと、計画を進めてきたプロジェクト56に参画しているALMS代表のドン・パノス、そしてアメリカンモータースポーツ界のレジェンド、AARのダン・ガーニーに対し、インディカーは2014年のインディライツ用に使用できないか打診してきたとAUTOSPORTは伝える。

 これに対し、常々デルタウイングのLMPプロダクションバージョンを製作したいと願っていたドン・パノスは、プロジェクト56がインディライツの打診を受けたとしつつ、「インディカーに聞いてくれ。こういう状況ではあまり話すことはできない。ひとつ言えるのは、デルタウイングは大いなる可能性を秘めており、モータースポーツの未来を感じさせる」と語っている。

 この件に対しインディカーはノーコメントとしているが、次期インディライツ用車両には現在同様のダラーラ、そして今のフォーミュラ・ニッポン用シャシーを製作したスウィフト、フォーミュラ・フォードなどを製作しているミゲールなどから打診があるという。

 さまざまな憶測が流れるデルタウイングだが、ドン・パノスによれば、ALMSの最終戦であるプチ・ル・マンにニッサン-デルタウイングを招聘することを現在計画している。

「今はプチ・ル・マンに向けて、多くのデータを集めているところなんだ」

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