トヨタ自動車は30日、2014年のモータースポーツ活動および支援計画を発表し、国内外の各カテゴリーへの参戦体制のほか、ドライバー育成プログラムであるTDPの育成ドライバーのラインナップを明らかにした。
TDPは、世界および日本のトップカテゴリーで活躍できるレーシングドライバーの育成を目的として、才能ある人材を発掘し、実力に応じてステップアップできるシステムとして展開されているもの。14年は、そのTDPの育成ドライバーとして、平川亮、中山雄一、勝田貴元が昨年に引き続き選出されたほか、昨年のFCJでチャンピオンに輝いた山下健太が新たに選出されることとなった。
平川は昨年に引き続きKYGNUS SUNOCO Team LeMansからスーパーフォーミュラに参戦するほか、昨年の全日本F3選手権で王座を獲得した中山が新たにKCMGからスーパーフォーミュラに参戦。勝田は昨年同様に全日本F3にPETRONAS TEAM TOM'Sから参戦し、そのチームメイトとして山下が全日本F3へのデビューを果たすことになった。
またトヨタは、フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)を今年も実施するほか、今年からはF4に参戦する若手ドライバーの支援を行う。その他の支援活動としては、新たなFIA-F4規定に沿った車両とエンジンの開発をトヨタテクノクラフトを通じて支援していくという。