2007年から続いたウイリアムズとトヨタとのエンジン供給契約が、2009年シーズン末をもって打ち切られることが、両チームから正式に発表された。
両者の契約は来季も残っているものの、契約を早期終了するとのウワサは以前から出ており、日本GPの週末には、TMG社長ジョン・ハウエットが、ウイリアムズから、エンジン契約を解除するよう依頼があったことを認めていた。
14日、トヨタF1は以下のようなリリースを発表した。
「トヨタモータースポーツ有限会社(以下TMG)は、ウィリアムズF1チームと、2009年F1シーズン終了時でのエンジン供給契約の打ち切りに合意した」
「2007年に始まったエンジン供給契約は、今年初めに延長されたが、ウィリアムズF1チームの要請を受け、両者の合意の下、契約の打ち切りに至った」
一方、ウイリアムズ側も、両者のエンジン契約が今季末で終了することを正式に認めた。
「我々チームが非常に困難な時期に、トヨタは協力を申し出てくれ、2007年から2009年末まで我々にエンジンを供給する旨合意してくれた」とチームプリンシパルのフランク・ウイリアムズは述べている。
「トヨタは常に我々の主体性を尊重し、我々に一流のテクニカルプロダクトを供給してくれた、非常に素晴らしいパートナーだった。我々はこれほど素晴らしい企業と共に働くことができたことを誇りに思うと共に、サポートを提供してくれたケルンのチームに対して感謝する」
「過去3年の間、我々のレースチームの中で辛抱強く働いてくれた、トヨタのエンジニアおよび技術者たちに対して、私は特にお礼を言いたい」
ウイリアムズは、新たなエンジンパートナーは後日発表すると述べている。以前からのウワサでは、ルノーとコスワースの名前が挙がっている。