トヨタ自動車は30日、お台場のMEGA WEBで2014年のトヨタ・モータースポーツ活動発表会を開催し、今季の全日本選手権スーパーフォーミュラに、トヨタエンジンを使用して参戦するチームとドライバーを発表した。
今季からシャシーがダラーラ製のSF14に変更され、エンジンも2リッター直噴直4ターボエンジンに変更されたスーパーフォーミュラ。トヨタはこの新エンジン名称を『RI4A』としたことを明らかにし、そのエンジンを使用する11台のドライバー、チームが発表された。
公開されたドライバーラインナップを見ると、参戦チーム、そして台数は変わらないものの、ドライバーの顔ぶれは大きく変わることに。ゼッケン順に見ていくと、昨年まで安田裕信が乗り込んでいたKONDO RACINGは新たに昨年スポット参戦だったジェームス・ロシターを起用。また、Team LeMansは平川亮、ロイック・デュバルが残留。昨年タイトルを争ったデュバルは今季もスーパーフォーミュラを戦うことになる。
今季も1台体制のKCMGは、新たに昨年の全日本F3チャンピオンである中山雄一を起用。中山は今季ルーキーシーズンを戦うことになる。一方、2001年以来の日本復帰となるのは、元F1ドライバーのナレイン・カーティケヤン。昨年からSFテストに参加してきたが、正式にTEAM IMPULからの参戦が決定した。チームメイトはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラだ。
WEC世界耐久選手権で戦うふたりが今年もコンビを組むことになったのは、PETRONAS TEAM TOM'S。アンドレ・ロッテラーと中嶋一貴というふたりを擁し、FN09/SF14時代の強さを継続できるか注目が集まるところ。また、今季はWECとスケジュールが重なっていないことから全戦参戦が決定。昨年取り逃したタイトルを狙うことになる。
今季も2台体制で臨むP.MU/CERUMO-INGINGは、昨年のJAF Grand Prixで優勝を遂げた国本雄資が残留する一方で、ここ2年間国内トップフォーミュラに参戦していなかった石浦宏明が復活を遂げることに。また、TOCHIGI Le Beaussetは嵯峨宏紀が継続参戦。4年目のシーズンに臨む。
なお、今回の発表会にはロッテラーとデュバルのふたりは残念ながら欠席となった。