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投稿日: 2012.07.31 00:00
更新日: 2018.02.23 13:30

トヨタ・カムリ、ブリックヤードで初勝利ならず


NASCAR SPRINT CUP SERIES
第20戦 The Curtiss Shaver 400 at the Brickyard
開催日:7月29日

“トヨタ カムリ”ブリックヤード初勝利叶わず。
カイル・ブッシュが惜しくも2位

 7月29日(日)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第20戦「The Curtiss Shaver 400 at the Brickyard」が開催された。
 世界3大レースの一つである「インディ500」が開催される同コースは、設立当時路面がレンガ敷きだったことから「ブリックヤード」と呼ばれ、現在でもフィニッシュラインには1ヤード(約91cm)幅だけレンガが敷かれている。
 トヨタはIRL(インディ・レーシング・リーグ)参戦時の2003年に日本メーカーとして初めて「インディ500」を制しているが、NASCARスプリント・カップ・シリーズではインディアナポリス未勝利。今大会がNASCAR最高峰のスプリント・カップ・シリーズ参戦200戦目となる“トヨタ カムリ”は、「ブリックヤード」初勝利に向け決勝に臨んだ。

 28日(土)午後2時10分より予選が行われ、デニー・ハムリンが今季2度目のポールポジションを獲得。ジョーイ・ロガーノが3番手、カイル・ブッシュが7番手につけ、11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 29日(日)午後1時25分、12万人以上の観客が見守る中、2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのハムリンが首位をキープし、2位との差を広げる一方で、7番手スタートのKy.ブッシュが徐々に順位を上げ、11周目には3位に。26周目から始まったグリーン下のピットでハムリンが2位に後退すると、Ky.ブッシュは36周目にハムリンもかわし、2位に浮上、首位を追った。
 41周目にトラヴィス・クヴァピルが壁にヒットし、この日最初のイエローコーション。全車ピットに向かったが、Ky.ブッシュは発進時にエンジンストールを喫し、13位へと順位を落としてしまった。
 再スタートでは最前列アウト側の2位につけていたハムリンがラインを外して遅れ、大きくポジションダウン。47周目には20位前後を走行していたクリント・ボウヤーが接触されてスピンを喫し、2度目のイエローコーションとなった。

 中盤戦はKy.ブッシュが順位を取り戻し、5位前後を走行。93周目に出された3度目のイエローコーションからの再スタートでは、首位の車両がスタートで失敗した混乱に乗じて一気に2位に浮上した。
 132周目、14位を走行していたロガーノがスピン。これにボビー・ラボンテら後続が接触し、ロガーノは壁にクラッシュしてしまった。
 再スタートでは3位に付けていたKy.ブッシュが得意の好ダッシュを見せ、2位争いを展開。これを制し、この日圧倒的な速さを見せて首位を逃げるジミー・ジョンソン(シボレー)を追った。
 しかし、逆転は叶わず、Ky.ブッシュは2位でフィニッシュ。“トヨタ カムリ”のインディアナポリス初勝利は叶わなかったが、Ky.ブッシュはこの好結果により、ランキングを11位へと2つ上げることとなった。ハンドリングに苦しんだハムリンが6位。マーティン・トゥルークス・Jr.が8位に入り、“トヨタ カムリ”は3台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第21戦は8月5日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「今日の我々の“トヨタ カムリ”は本当に好調だった。工場から持ちこんだ時点で素晴らしい仕上がりだったが、加えてクルーやクルーチーフが週末良い仕事をしてくれた。もし48号車(ジミー・ジョンソン)がいなかったら勝てていたと思うが、今日はジミー(ジョンソン)の日だった。我々はベストを尽くした。チームを誇りに思う。ここ2ヶ月ほどの間、良い走りができていたにもかかわらず結果が付いてこなかったので、今日の結果には満足している」


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