昨年までIZODインディカー・シリーズに参戦していたポール・トレイシーが、今年もインディカー参戦へ向けてマイケル・シャンク・レーシングとの交渉が進められていると報道された。彼はアメリカのメディアに対して、オープンホイールのシリーズに参戦するのは今年が最後だと話している。

 2003年にCARTチャンプカー・シリーズでタイトルを獲得し、チャンプカーとインディカーが統合されてからはインディカーにスポット参戦を続けていたトレイシー。

 昨年は6戦にスポット参戦したトレイシーは、ダン・ウェルドンが事故死したラスベガス戦にも出場し、多重クラッシュに巻き込まれていた。この事故後トレイシーは、インディカーに対しても「フェンスの改良が必要」と訴え、引退も示唆していた。

 しかし先週土曜日にカナダのメディアが、トレイシーが今季からインディカーに参戦する新チームのマイケル・シャンク・レーシングと交渉中で、スポンサーとエンジンパッケージにより契約に近づいていることを報道した。

 トレイシーはデイトナ24時間に参戦した際、「インディカーでレースするのは、今年が私にとって最後になるだろう。その後はもっとスポーツカーのレースに挑戦したいと思っている。今はインディカーでレースがしたいが、今年で22年目。だからラストイヤーになるだろう」とコメント。

「まだ競争しドライブしたいよ。ドライブする情熱はまだ持っているんだ。しかし、競争率の高いインディカーで、43歳という私の年齢では……。いい設備のあるスポーツカーでは、よりコンペティティブにまだレースができると思っているよ」

「ガナッシやペンスキーのようなトップクラスでドライブする機会を得るのは非常に困難だ。またここ数年は、私は1年に5戦くらいしかレースできていない。クルマに乗れなければさび付いてしまうものだ。私はまだうまくできているが、競争力を高めるには長くドライブする機会が必要なんだ」と語る。

「キャリアの次の舞台」とスポーツカーへの転向を示唆しているトレイシーは、マイケル・シャンク・レーシングとの交渉がうまくいかなければすぐにスポーツカーへ転向すると報道されているが、オープンホイールへの情熱は失っていないようだ。

 ロータスエンジンとパートーナーを組むといわれているマイケル・シャンクス・レーシングだがいまだ公式な発表はなく、ホンダとのパーソナルサービス契約を持つトレイシーがドライバーに加われば、ホンダエンジンを使用すると伝えられている。

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